防衛軍の討伐では戦神のベルトが必須という話がところどころに出てきます。主な理由はやはり全ての攻撃に効果のある、属性ダメージ+〇〇%が大きいです。輝石のベルトは「とくぎ」にしか反映しませんが、通常攻撃(Aペチ)主体となる高速周回では圧倒的に戦神のベルトが優勢だからです。
「でも、属性ベルトがなくてもこうげき+14があればいいんじゃない?」とおもう方がいるかもしれません。
明確に比較することで、この考えを払拭してしまいましょう。
与ダメージを比較する
ドラクエ10の与ダメージ計算式にあてはめて比較してみます。
サンプルとして造魔のボスであるブラゴ(守備力680)で計算してみましょう。さらに前提としてツメこうげきりょく540のまものつかいで通常攻撃をしてみます。
攻撃力➗2-守備力➗4=与ダメージ(以降、Xとします)
数値に置き換えると
540➗2-680➗4=X
270-170=X
X=100
これが素のこうげきりょくでの基本ダメージとなります。幅としてX➗16がランダムでプラスマイナスされますが、今回そこは考慮しません。
では、戦神のベルトで属性ダメージ+10%(最低値)がついてるものと、こうげき+14(最高値)のものを同じ式に当てはめるとどのようになるのか見て見ます。
属性10% 540➗2-680➗4=X×1.1 110の与ダメージ
攻撃+14 (540+14)➗2ー680➗4=X 107の与ダメージ
最低の数値と最高の数値の比較でも属性ダメージ+のほうが効果が高いことがわかります。なお、とくぎで乗算関係にあるものの係数がここにかかると、さらに差が広がります。実践では常にフォースや属性ダウンがかかっているため、実際の差はもっと広がっています。また実践ではバイキルト(詳しくはコチラ)状態になるので、その差はさらに広がります(ベルトについている攻撃+〇〇はバイキルト対象外)
詳しい計算と比較は省きますが、防衛軍の高速討伐ではおおよそこれぐらいの関係にある、と理解するといいかもしれません。
属性ダメージ+1% = こうげきりょく5前後
従って、攻撃力+のみの効果がついたベルトで属性ダメージ+に対抗するには少なくとも「こうげき+50以上」の効果がついていないと太刀打ちできないということになるんですね。他のとくぎによる乗算係数を考慮すると「こうげき+60以上」ぐらいの数値が必要になってしまいます。
このような理由により、まものつかいで火力を出したい人は邪神の周回で少しでも良い効果が重複したベルトをとりたい、となるわけです。最も理想的なベルトは「雷ダメージ+13%」「こうげき+14」「対象敵種族特攻+9%」「かいしん2.0アップ」ではないでしょうか。もはや価値は計り知れない神ベルトです、いつか欲しい…。