隻眼元帥記

ドラクエ10の色々を。コツコツと執筆。

新しい試みとして、読み物を

無傷実績実装に伴い、一時的に記事が書けていたのですが、ネタがなくなってしまったので最近は愚痴っぽい記事ばかりに。


楽しく読んでいただきたいのに、これではイカン!


ということで新しい試みとして読み物シリーズにチャレンジしてみます。第二弾以降があるかは現時点ではなんとも・・



さて、記念すべき第一弾は


武闘家のつよさを解析してみよう


なんか強そうなのはわかるんだけど、防衛軍では一体どう強いのか?


あくまで防衛軍、特に高速周回でどのように強いのかを紐解いてみようとおもいます。



まずはステータスから。比較対象はやはりアタッカーであるまものつかいと。


防衛軍用の装備、アクセサリーを理論上の最大値にしたときの攻撃力は


 武闘家  580
 まもの  574 


夢の580が!


素早さも240以上高いです。概ね330でターンが1秒縮まると言われているので、ガジェ中のペチ回数がかわりますね。


○ガジェ(25秒)中にツメでペチ(通常攻撃)できる理論上の回数比較。


 武闘家  概ね7~8回
 まもの  概ね6回


最速で入力できるのであれば2回も多く攻撃できるということになります。ただしこれは理論上の話なので、実際には1回かな。



続いてとくぎを見てみましょう。ツメの比較は単純に火力だけで比較、とはいかないので後にするとして、やはり特徴的なのはためる系テンションを活かした範囲攻撃(棍・扇)ではないでしょうか。


高速周回では複数の雑魚を処理するシーンが一部兵団で発生します。


 獣牙  うさみみソルジャー2匹
 屍獄  闇黒の魔鐘+デッドボーン3匹
 凶蟲  ツク法師+はち2匹


これらをためる3などでテンションを上げ、CT範囲技(ピンクタイフーン等)で一掃する、という効果的な使い方ができるんですね。敵が2匹までなら準備ターンと相殺で1確できる攻撃(タイガークロー等)とイーブンになりますが、3匹以上なら圧倒的にこちらのほうがパフォーマンスに優れているわけです。持ち替えはモーションを消費しますが、ターンは消費しないので損にはなりません。


武闘家の強さはテンションにあり!



さて、問題のツメによる攻撃です。アタッカーの特徴として大きく異なるのは


 武闘家  行雲流水がキモ
 まもの  ウォークライが要


となります。


行雲流水、読めますか?


これは「こううんりゅうすい」と読みます。もとの四字熟語の意味と技に関連性は全くありません。牙神みたいにちょっともじるでもなく、一体なぜこの熟語を採用したのか真意は不明。適当すぎない?w


とと、脱線しました。


正しく比較するために、行雲流水とウォークライの効果を確認しておきましょう。


 行雲流水  40秒間、テンションを消費しない
 ウォクラ  45秒間、与ダメージに+50%
  ※宝珠は考慮しません


そしてもうひとつ知っておくべきは


かいしんのこうげきにテンションはのらない


という点。かいしんの攻撃が本来与えるはずだったダメージより低く、かつテンションがある場合のみ、本来与えるはずだったダメージの1.2倍ダメージになる、という特殊な計算です。


これらを踏まえて比較していきましょう。


テンションは4段階(スーパーハイテンション)だと与ダメージが3.5倍になりますが、スーパーハイテンションは30秒で切れてしまいます。これは行雲流水中でも回避できない仕様となっています。3段階なら2.5倍で、行雲流水中はキープできます。


わかりやすく、というか実戦にあわせてここではSHT(スーパーハイテンション)で比較してみましょう。武闘家はすでにテンションが1段階以上あるという前提です。

武闘家 まもの (FBジゴ) (ガジェ) (レボル) (災禍)
-0005 牙神昇誕  
0000 行雲流水 牙神昇誕  
0005 ためる3 ウォクラ FBジゴ  
0010 ペチ ペチ ガジェ  
0014 ペチ  
0015 ペチ レボル  
0018 ペチ  
0020 ペチ 災禍
0022 ペチ  
0025 ペチ  
0026 ペチ  
0030 ライガー ライガー  
0035 ペチ ペチ  


最大限のダメージを与えるとした場合、このような行動順になるでしょう。いくつかわかりづらいところがあるとおもいますので、箇条書きで解説。


 通常攻撃以外はモーション硬直があるため、すばやさのメリットが生きません
 ライガーも同様


とにもかくにもガジェット中に1回多く攻撃できるというのが強み。


ガジェ中のペチ1回は最大で


9999×2


のダメージになるわけですから、そりゃもう強いのなんの。



と、ここだけ見ると


だったらなんでアタッカーは全部武闘家にしないの?という疑問がわいてきますよね。


至極ごもっともな疑問です。実際ランキング上位はまものつかいで埋まっています。


ここでテンションはかいしんにのらない、というのがキーワードになるわけです。


ペチ(通常攻撃)でのダメージ計算は簡単にいうと、攻撃力と同等のダメージを基本値として計算する、という仕様です。
※厳密には違うのであくまで感覚で


攻撃力550なら550を基本ダメージとし、そこにガジェや災禍などの倍率がかかるわけですが、この乗算からテンションだけ除外されて1.2倍扱いにしてしまうんですね。でもウォークライは除外されません。つまり1.5倍のまま。


かいしんじゃない攻撃なら武闘家のほうが強く、かいしんならまもののほうが強い、ということになります。


とはいえ、すべての効果がのっている状態ならほぼ9999ダメージになるので、そんなに気にすることでもなかったり。


やっぱり武闘家でもいいんじゃない?とおもった方。まだ他にも理由があるんです。


それはHPリンクも理由のひとつなんですが、一番大きいのはガジェットがなかったとき


ガジェットがないということはペチはしませんよね。タイガークローのみでの攻撃となるわけです。


この時もウォークライとテンションの比較になるのですが、多段攻撃の場合テンションは初段にしか反映しません。


つまり与ダメージが1000だとして比較すると、タイガークローは1.3倍×3回なので

武闘家 まもの
初段 1999 1950
二撃目 1300 1950
三撃目 1300 1950
合計 4599 5850


こういう結果になってしまうんです。


ガジェペチだと本当に強いんですが、タイガー主体になるとまものつかいに半歩譲る形になってしまうんですよ。これが防衛軍の周回でまものつかいが採用されている理由です。


補足しておくと、必ずガジェで戦う造魔なら武闘家でいいじゃん、とおもってしまいそうですが、ガジェ誘発戦法はHPリンクがないと成立しないため最低でも二人はまものつかいが必要なのです。



これが私も普段言っている


ウォークライはぶっこわれとくぎ


の理由でもあります。



でも、武闘家が十分に強いのはわかっていただけたのではないでしょうか。



討伐タイムにこだわるだけではなく、色々な職業の特性を楽しむのもまたドラクエの面白さのひとつだと、私はおもいます。