放置しておくと最終的に死に至る
名前のまんまの恐ろしい症状です
末期腎不全になると発症するわけですが、人により様々な症状のようです
これを解消するために「透析」が行われるわけ
そんな尿毒症
あのままだったらあと一ヶ月もたなかったと言われた私の場合どうだったでしょうか
【 始まり 鼻血 】
ある日から鼻血が止まらなくなりました
はじめは少し滲む程度がある時期から出っぱなしでかさぶたになる感じ
それ以上ひどくはなりませんでしたが良くもならないままずっと鼻血と鼻づまり
【 1 浮腫(むくみ) 】
一番最初に現れた尿毒症状でした
足先~ふくらはぎ~手先~太もも~下腹部~腹部と下から上がってくる
※イメージ図
( )( ) ← ふともも
( )( ) ← ふくらばぎ
○ ○ ← 足先
ひどい時には各部位が水風船のように膨れ上がり関節が30度曲がるかどうか(古い例えをするならマシュマロマンのような)
当初は一晩横になってマッサージしてれば解消していたのですが尿量が減少したと同時に一気に悪化し全くむくみがとれなくなりました
靴のサイズも二周り以上大きさが必要になったぐらい
手先も指が1.5倍になった?っていうぐらい腫れて
下腹部(いわゆる陰茎)本体は普段と変わらないのですが周辺の余分な包皮(ズルムケですからねw)が水をためるらしく
小動物を飲み込んだツチノコ
が常にぶら下がっているような状態に(本当)
シュールで笑えるかもしれませんが本人にとっては嬉しくない違う方向にでかいだけで邪魔で邪魔で地獄
幸いEDも併発してくれるので更に巨大化することがなかったことだけが救いでしたw
今は透析で8リットルほど水分を抜きましたが、おそらく全身にまだ2キロは過剰な水分がたまってそうです
ふくらはぎ周辺の皮膚は一度膨らんでから萎んだ風船みたいな皮膚になっちゃってます(ごわごわかさかさしわしわ)
四回目の透析でベストに近い体重まで戻りました(入院時マイナス5キロ)
【 2 疲労感、倦怠感 】
入院直前のピークは座っているだけで疲れる状態(疲労困憊)に
後日医者には「息も絶え絶えにしか見えませんでしたよ」と言われましたが、マジで絶え絶えだったんですよ
はじめのうちは「階段がきつい」から徐々に「急坂がきつい」「坂道がきつい」「平坦な道すらつらい」に変わっていき最後は時速2キロぐらいでしか歩けなくなってましたね
とにかく何か筋肉を使う行動、動作全てが疲労に繋がる感じで、まともに動くのは口だけ(おしゃべりだからかも?w)
透析治療するまではホントにスマホのフリック操作すら億劫で疲れるっていうぐらいでした
三回目の透析で6リットルぐらい水分を抜いたところで症状はかなり軽くなりました
【 3 アンモニア臭 】
地味にきつかったのがこれ
はじめは鼻がたまに臭い(毛染めの臭い)ことがあり次第に常時鼻づまりに
そして徐々に口の中が臭く不味く…
例えがあっているかどうかわかりませんが、口の中が常に公衆便所のような感じに
とても我慢できないので常にFRISKを口にしていないと気持ち悪くて堪えられない
二週間ぐらい食事と睡眠以外ずっとFRISKくってました(というぐらい口の中が拷問状態)
これは五回目の透析でほぼ症状が消えました
【 4 神経関係 】
これは恐ろしかった
足が勝手に痙攣したりするんですが、それが日に日に回数が増えていく感じ
それと…
知覚異常?っていうのかな?自分がどんどんバカになっていく(のがわかる)んですよね
こんなこと今までなら余裕でできた、簡単にわかってたことが出来なかったりすぐにわからなかったりして
脳みそが腐っていってるんじゃないかという恐怖はかなりなものでした
他にも小さい症状は色々とありましたがここに書いたのが特に酷かったものですね
いずれも少しずつ悪化していく、それがリアルにわかるという追いつめられていく恐怖はなかなか精神的にきつかったです