隻眼元帥記

ドラクエ10の色々を。コツコツと執筆。

泣いて、泣いて、そして泣いた

以下、ドラクエベースのアニメ「ダイの大冒険」の話が延々と続きますのでご注意をw


いやぁ、色々ありましたが無事4/16よりアニメ放送が復活しました


もっとも楽しみにしていた73話


1ヶ月待たされたのはたしかに苦痛でしたが、休止期間に制作スタッフから入る情報が自信に満ち溢れていたので期待値はマックスだったんですけど


軽くハードルをこえてきました、すげえよ東映


この後、長々と感想が続きますが、とにかく凄かった、全力で泣いた


演出、構図、演技
カット割り、カメラワーク
声優さんの熱量


仕事だから制作している、というものでは絶対にないと言い切れるレベルのダイ大愛を感じられずにいられませんでしたよ


さて、内容を振り返るとしましょう


【Aパート】

とにかく絶望的な状況を演出するパートですが

ハドラーに叱咤されることでこの後へのヒキとなります

時間を稼ぎ己を省みずダイとポップを救おうとするハドラー

「何人たりとも手出し無用!」

とまで宣言した戦いの結末を死神キルバーンに汚された怒りがこの行動に繋がっているのでしょう

「骸が動いたのだ、儲けものとおもえ」

からのポップ(豊永さん)の演技が最初の神ってたシーン

絶叫からのメドローア(作画も良かった)

先を知っていることもあり、もうこのへんで涙腺がぶっ壊れかけてましたが

ダイのみルーラで脱出して外のメンバーへカットが移るわけですが、順番に反応していき最後にマァムのアップからスライドして背後のトラップに焦点が

もうね、涙が溢れはじめていました

絶叫し号泣するマァム
涙が止まらないゴメちゃん(これも伏線か?)
嗚咽しはじめる私w


【Bパート】

ポップ視点の目が開くカットから
そしてこれはこの回のラストシーンへの伏線
これはちょっとずりいだろw

ちょいちょいカットが入るキルバーンにイラっとしながらも

最後の最後までポップをかばうハドラー

ポップとハドラーのやりとりが丁寧に描かれていきます(関さんの演技よかったぁ)

物語序盤でどちらもギャグみたいな鼻水を足らす役だったんですが

後悔と自責の念にかられて男泣きするハドラーの鼻水は今までとは全く違うものでした

そして私の鼻水も決壊しましたw

人間の神に祈るシーン、最後の「神よ」が絶叫だったのは良かったですね

最初で最後のハドラーに気持ちが重なるとこですから

もうこの時点で泣けるだけ泣いていたんですが
そして先も知っているのですが

中空から飛んでくるゴールドフェザー
何がおきたのか理解が追い付かない仲間たち

「困りますよ、ポップ」
「勝手にあの世なんかにいかれちゃ」

追撃きました

櫻井さんの声、あいすぎてる

顎からしたたり落ちる私の涙

アバン登場からカメラワークが上から下へ、これが多用されていましたが中々良かったです

静かにハドラーを抱えるアバン
信じられない表情のハドラー
「貴様、本当にアバンなのか?」
この貴様はソフトな言い方

そしてハドラー最後の見せ場

ここから行間を読むことで更に楽しめます

「貴っ様ぁっ!」(これはきっとキルバーンに向けて)

「甘い!相変わらず甘い男よ!」

今際の際にアバンの甘さ(優しさ)に触れたのか
自分に礼を言うことで姿を消して近づいている(おそらくレムオル)キルバーンに気づかないことを指摘しているのか、どちらもかな

「反吐が出るわぁっ!」

これはアバンの甘さではなく、最後まで邪魔をしようとするキルバーンへのセリフですね

ヘルズクローをぶっさされたキルバーンの機械的な動きでのやられかたもまた伏線ですが


そして全ての力を使い果たしたあとのハドラーの表情の変化

憑き物が落ちたように満足気で柔和な表情

唯一の心残りであろう打倒バーンを宿敵であるアバンと自分を倒したダイたちにたくす心意気とそれを完全に理解し重く受け止め静かにうなずくアバン

このへんはよく覚えていませんがむせび泣いていたような気がします

そしてポップへ語りかけるハドラー最後の言葉

粋な神様という表現は普通に考えたらただの奇跡のことなんでしょうけど、実は全て本当に神が聞いていて願いを叶えた可能性もあるんですよね(ゴメちゃん泣いてたし)

「大切なものをかえしてくれた」

青空からアバンアップへ

「そして…」

と閉じゆく瞼(Bパート開始の逆)

宿敵の腕の中で死ねる喜び
声にならない声

しかしアバンとポップには聞こえなくても最後まで伝わったのではないでしょうか

灰となりアバンの周囲を舞い上がり散る遺灰
(これもまた伏線)

そして特殊エンディングの使い方
普通は最終回にやるようなことなのに…
製作陣のハドラー愛がすげえ

いやあ、何度繰り返し見ても泣いちゃう

色々なアニメを見てきましたが、泣ける回としてはトップ3に入るのは間違いないですね


本当にいいものを見れました
そしてしばらくは繰り返し見るとおもいますw